microfinance

低所得層に集中する貧困の負のサイクル

インドをはじめとする新興国では、多くの人々が信用履歴の欠如により、金融サービスを利用することが難しい状況にあります。
2021年時点で、アフリカ大陸の成人の約57%(3億5千万人)が銀行口座を持たず、インドでは2022年時点で成人の約19%(2億4千万人)が銀行やローンなどの金融サービスを利用できていません。このような状況が、貧困から抜け出すための機会を奪い、負のサイクルを助長しています。

Finance

EV三輪購入のための融資

過去に信用履歴がない地方在住者や低所得者にも対応した、1,000~1,500ドルの少額融資を提供しています。
EV三輪の販売ディーラーと連携し、信頼性の高いローカル店舗での融資相談を可能にするとともに、簡略化された申請手続きと24時間以内に完了する審査プロセスを導入。これにより、ローン利用者の増加を実現しています。

融資
EV mobility

EV三輪で稼ぐ力を最大化

マイクロファイナンスを活用してEV三輪を購入したドライバーは、都市部のラストワンマイル輸送や農村部での移動手段として重要な役割を果たし、商用ドライバーとして安定した収入を得ています。
テラモーターズのEV三輪は、新興国特有の厳しい交通環境にも対応可能な5年保証の高耐久性を備えています。安定した品質により、ドライバーは修理や故障のリスクを軽減し、より効率的に収益を向上させることが可能です。

EV3輪
IoT

IoTによるリスクマネージメント

テラモーターズのEV三輪の車体にはIoTデバイスが設置されています。ダッシュボード上でドライバーの走行距離や走行パターンなどの運行情報を把握することで、ローン返済能力を管理しています。
返済不可能となった場合は、車体のエンジンをダッシュボードより停止することで、デフォルト率の最小化に努めています。

IoT搭載

Why Terra Motors?

  • 顧客体験の向上

    ローカルディーラー

    低所得者は、限られたコミュニティに属している傾向にあり、ローカルの限られた情報や実際に目にした情報を信頼します。テラモーターズはEV三輪の販売によって拡大したディーラー店にマイクロファイナンスの窓口を設置しているため、ドライバーは気軽に訪問することができ、困難な書類手続きを支援できる環境を提供しています。

  • ROIの最大化

    商用EV三輪

    新興国では、マイクロファイナンスはデフォルト率の高さから、経済活動の継続が困難な分野とされてきました。テラモーターズは、商用EV三輪購入を目的としたローンにすることで、ドライバーの稼ぐ力を同時提供し、経済的自立を促進。安定した収益を実現し、返済を可能にする新たなモデルを確立しています。

Environment

生活向上に寄与

累計販売台数

6500

総貸付額

880万USD

はじめてローンを借りる
ドライバー

50%

NTC(New To Credit:新規信用取引 )の割合

EV ecosystem

テラモーターズの
EVエコシステム

EV3輪事業から始まったテラモーターズですが、
エンドユーザーであるドライバーたちは、EV車を購入する経済的余裕がないことを知りました。
テラファイナンスは、そういったドライバーへ機会提供することを目的に始まりました。
エンドユーザーにとって、EVがより身近になるよう、テラモーターズはE Vエコシステムをアップデートし続けています。

Terra Motors Terra Motor

Case Study

テラモーターズは、商用ドライバーへのEV三輪の提供だけでなく、政府や企業との戦略的提携により、経済的価値、社会的インパクトを生み出すEVエコシステムの構築に挑戦しています。

CASE STUDY LOGO
CASE STUDY LOGO